SACD 輸入盤

交響曲第6番『悲劇的』 ジョナサン・ノット&バンベルク交響楽団

マーラー(1860-1911)

基本情報

ジャンル
:
カタログNo
:
TUDOR7191
組み枚数
:
1
レーベル
:
:
Europe
フォーマット
:
SACD
その他
:
ハイブリッド,輸入盤

商品説明

マーラー交響曲第6番『悲劇的』
ノット&バンベルク響
ハイブリッドSACD


2003年録音の第5番に始まったジョナサン・ノット指揮バンベルク交響楽団によるマーラー・シリーズに、交響曲第6番『悲劇的』が登場。同時発売となる交響曲第8番『千人の交響曲』とともに、約8年をかけての通常の9曲から成る交響曲全曲シリーズ完結編となるものですが、2012年には、交響曲第10番アダージョと、ゾッフェルとフォークトの歌唱で『大地の歌』をとりあげていたので、もしかすると全集完成はその2曲のリリースを待ってからのことになるのかもしれません。
 今回登場する交響曲第6番は、先にリリース済みできわめて評価の高い「交響曲第9番」の翌月である2008年10月に収録されているため、内容には期待ができそうです。
 近現代音楽を得意とするジョナサン・ノットは、楽譜の情報を最大限に表出する術に長けているので、情報てんこ盛りで表情の起伏の激しいこの第6番をどのように聴かせてくれるか非常に楽しみなところです。
 今回もオリジナルのマルチ・チャンネル方式でレコーディングされており、SACD層には2チャンネル音声と5.1チャンネル音声の2種類の音声が収録され、通常のCDプレイヤーでも再生可能なCD層には、2チャンネルのステレオ音声が収録されるという手間ひまかかった丁寧な仕様となっています。

【各曲の収録時期】
交響曲第1番:2005年12月19-21日、2006年1月2日
交響曲第2番:2008年3月14-15日
交響曲第3番:2010年5月25-30日
交響曲第4番:2006年12月18-22日
交響曲第5番:2003年9月15-19日
交響曲第6番:2008年10月27-31日
交響曲第7番:2011年7月11-15日
交響曲第8番:2010年7月21-26日
交響曲第9番:2008年9月15-19日

【指揮者プロフィール】
ジョナサン・ノットは1962年生まれのイギリスの指揮者。2000年1月にバンベルク交響楽団の音楽監督に就任するまでは、ヴィースバーデンの州立歌劇場、そして市の音楽監督を務めるなど、ドイツの伝統的な指揮者の典型ともいえる“カペルマイスター”的なキャリアを積んできました。一方で彼は、現代音楽も得意としており、アンサンブル・アンテルコンタンポランの首席客演指揮者として、多くの新作初演を手がけてきたほか、あるテーマのもと、クラシックと現代音楽をカップリングしたコンサートを制作するなど、そのユニークな姿勢は幅広い聴衆から支持されています。
 レコーディングにもノットの多彩な才能は反映されており、これまでにベルリン・フィルを指揮したリゲティの2枚の作品集(Teldec)や、アンサンブル・アンテルコンタンポランとのエマヌエル・ヌネス作品集(Accord)、ヘルムート・ラッヘンマン作品集(Kairos)、ジョン・アダムズのDVD(ARTHAUS)、クセナキス、ベリオほかの作品集(BIS)、ワイル、ヴェレス、シュテファン作品集(PAN)といった現代作品や、バンベルク交響楽団とのブルックナーの交響曲第3番、シューベルト交響曲集、シューベルト・エピローグ(現代作曲家がシューベルトを題材に編曲・作曲したもの)、ヤナーチェク、ストラヴィンスキーなどがリリースされています。(HMV)

【収録情報】
マーラー:交響曲第6番イ短調『悲劇的』 [80:21]

 第1楽章:アレグロ・エネルジコ・マ・ノン・トロッポ [22:56]
 第2楽章:スケルツォ重々しく [13:04]
 第3楽章:アンダンテ・モデラート [14:52]
 第4楽章:フィナーレ、アレグロ・モデラート [29:29]

 バンベルク交響楽団
 ジョサナン・ノット(指揮)

 録音時期:2008年10月27-31日
 録音場所:バンベルク、ヨゼフ・カイルベルト・ザール
 録音方式:ステレオ(デジタル/セッション)
 SACD Hybrid
 CD STEREO/ SACD STEREO/ SACD 5.1 SURROUND

収録曲   

  • 01. Mahler: Symphony No. 6: I. Allegro energico, ma non troppo. Heftig, aber markig [22:56]
  • 02. II. Scherzo: Wuchtig [13:04]
  • 03. III. Andante moderato [14:52]
  • 04. IV. Finale: Allegro moderato - Allegro energico [29:29]

ユーザーレビュー

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2008年10月の録音がなぜ今まで出なかったの...

投稿日:2014/01/02 (木)

2008年10月の録音がなぜ今まで出なかったのか不思議だが、もともと6番はノット向きの曲だろうと思っていた。全曲で80分台、CD1枚にかろうじて納まるやや速めのテンポで、予想通りの名演。例によって、きわめて精度高く音楽を磨き上げているが、基本的に楽譜に「何も足さない」タイプの演奏なので、バーンスタインやテンシュテットのような「巨匠的」なスタイルを望む人は物足りなく思うかもしれない。でも、すべてが過不足なく行われているという安定感にとどまらぬテンションの高さは、やはり尊重すべきだ。この曲の終楽章は指揮者、オケともに真の実力が問われる修羅場だが、細部まで克明で、かつ最後までまったくスタミナ切れせぬ演奏はお見事。バンベルク響もカイルベルトやシュタインが振っていた頃のひなびた面影はもはやなく、まるでミニ・ベルリン・フィルだ。中間楽章はHMVレビューの通り、スケルツォ/アンダンテの順。

村井 翔 さん | 愛知県 | 不明

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人物・団体紹介

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マーラー(1860-1911)

1860年:オーストリア領ボヘミア、イーグラウ近郊のカリシュト村で、グスタフ・マーラー誕生。 1875年:ウィーン楽友協会音楽院に入学。 1877年:ウィーン大学にてアントン・ブルックナーの対位法の講義を受講。 1883年:カッセル王立劇場の副指揮者に就任。 1885年:『さすらう若人の歌』を完成。プラハのドイツ劇場の

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